FSIGMA海外移住コンサルタントの山本聖です!
今回は、私が提唱する「セブンフラッグ理論」について詳しく解説いたします。
海外移住やグローバルなライフスタイルに興味がある方なら、「ファイブフラッグ理論(Five Flag Theory)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。セブンフラッグ理論はそこから進化した、現代に合った実践的なフレームワークとして私が提唱している考え方です。
私自身がマレーシアに移住し、複数の国をまたいで事業と生活を営む中で辿り着いた考え方であり、これからの時代にグローバルに活躍したい方にとって、きっと参考になるはずです。
そもそもファイブフラッグ理論とは?
ファイブフラッグ理論は、もともと投資家のハリー・シュルツ氏が1960年代に提唱した「スリーフラッグ理論」を起源とし、その後W.G.ヒル氏が5つに拡張したものです。
基本的な考え方は、「国籍」「居住地」「ビジネス拠点」「資産の保管場所」「遊び場」の5つの”国旗(フラッグ)”を、それぞれ最適な国に立てることで、自由度と税効率を最大化しようというもの。
つまり、すべてを1つの国に依存するのではなく、人生の各要素を世界中の最適な場所に分散配置するという発想です。
この理論自体は非常に優れたフレームワークですが、提唱された時代から世界は大きく変わりました。グローバル化やデジタル技術の進歩、医療ツーリズムの発展、そして教育の国際化が進んだ現代では、5つのフラッグだけでは捉えきれない要素が出てきています。
ファイブフラッグ理論からセブンフラッグ理論へ
そこで私が提唱するのが、ファイブフラッグ理論を現代版にアップデートした「セブンフラッグ理論」です。
従来の5つに加え、「健康・医療」と「人的資本」の2つのフラッグを追加しました。
| フラッグ | テーマ |
|---|---|
| ① 国籍 | どの国のパスポートを持つか |
| ② 居住地 | どの国に住み、どの国に納税するか |
| ③ ビジネス | どの国で法人を持ち、事業を行うか |
| ④ 資産運用 | どの国で資産を運用・保全するか |
| ⑤ 余暇 | どの国で遊び、リフレッシュするか |
| ⑥ 健康・医療 | どの国で健康を管理し、治療を受けるか |
| ⑦ 人的資本 | どの国で人脈を作り、教育を受けるか |
なぜこの2つを加えたのか。それは、人生100年時代(私は本気で120歳を目指していますが!)において、「健康」と「人とのつながり・学び」は、お金と同等かそれ以上に重要な資産だと考えるからです。
どれだけ税金を最適化しても、健康を失えば意味がありません。どれだけ資産があっても、良質な人間関係や学びの環境がなければ、人生の豊かさには限界があります。
それぞれのフラッグ(国旗)の使い分け方について、私自身の実践例を交えながら詳しく解説していきます。
フラッグ①|国籍
私の選択 → 日本国籍を維持
日本のパスポートは世界最強クラスのビザフリースコアを誇り、多くの国にビザなしで渡航が可能です。これは先人たちが築いてくれた信頼の結果であり、心から感謝しています。
国籍を変えることは大きなコストとリスクを伴いますし、日本国籍にはそれだけの価値があります。わざわざ変える必要はありません。
国籍というフラッグは、頻繁に動かすものではなく、「今持っているパスポートの価値を最大限に活かす」という視点で考えるのが賢明です。
フラッグ②|居住地
私の選択 → マレーシア(クアラルンプール)に居住
居住地の選択は、単に「住みやすい場所」を選ぶだけではありません。居住地=納税地になるということを理解しておく必要があります。
アメリカやフィリピンなど一部の例外を除き、世界のほとんどの国は「属地主義(居住地国課税)」を採用しています。つまり、住んでいる国で税金が発生するのが原則です。
マレーシアを居住地に選んだ理由は、快適な生活環境に加えて、税制面でのメリットが大きいからです。マレーシアでは株式や暗号資産などの投資益に対して原則非課税であり、資産運用をする方にとって非常に有利な環境が整っています。さらにマレーシアの経済特区ラブアン法人は、経済的実体要件(オフィスの設置や従業員の雇用)などを満たせば法人税率3%にすることができ、事業の節税も可能です。
また、マレーシアは気候が温暖で治安も比較的良好、医療水準も高く、日本からのアクセスも約7時間と近いため、生活のクオリティを落とすことなく移住が可能です。

フラッグ③|ビジネス
私の選択 → マレーシアと日本の2拠点で事業を展開
私はマレーシアではラブアン法人をベースに、海外移住コンサルティング事業や会計事務所、医療ツーリズム事業を展開し、日本でも法人を運営しています。
ラブアン法人の法人税率は経済的実体要件を満たせば3%と、日本の法人実効税率(約30%)と比べて圧倒的に低税率です。さらに、法人税を納めた後の利益は株主配当として受け取れば原則非課税になります。
ビジネスのフラッグを立てる国を選ぶ際に重要なのは、税率だけではなく、事業内容との相性、法人設立・運営のしやすさ、銀行口座開設のハードル、そしてビザの取得条件などを総合的に判断することです。
日本には日本のマーケットがあり、マレーシアにはマレーシアの強みがある。複数の国にビジネスの旗を立てることで、リスクの分散と収益機会の最大化が可能になります。

フラッグ④|資産運用
私の選択 → 国ごとに資産クラスを使い分け
資産運用においても、1つの国に集中させるのではなく、資産クラスごとに最適な国を選ぶことが重要です。
- シンガポール:証券会社を通じた株式・債券などの証券運用。シンガポールは世界有数の金融センターであり、プライベートバンク(最低預入額100万USD〜)も充実しています。
- 香港:保険商品を活用した資産保全。香港の保険は利回りが高く、相続対策としても優れた商品が揃っています。
- 東南アジアやドバイ:不動産投資。成長著しい不動産マーケットでキャピタルゲインを狙います。
- 暗号資産:場所に縛られないデジタル資産としてポートフォリオに組み込んでいます。
マレーシア居住者であれば、海外での投資益は原則非課税となるため、シンガポールや香港で運用した利益に対してマレーシアで課税されることは基本的にありません。居住地のフラッグ(マレーシア)と資産運用のフラッグ(シンガポール・香港)が掛け合わさることで、大きなタックスメリットが生まれるのです。

フラッグ⑤|余暇
私の選択 → 住む国と遊ぶ国を分ける
ここが多くの日本人にとって盲点になるポイントです。
日本は居住地である必要はなく、旅行先として最高の国です。
日本は治安が良く、食事は美味しく、四季があり、物価も円安の恩恵で海外居住者にとっては非常にリーズナブル。良い季節を選んで訪れることで、日本の最も素晴らしい面だけを享受することができます。
マレーシアを拠点にしていると、東南アジア各国への旅行は日本の国内旅行のような感覚で気軽に行けます。フライト時間も短く、物価も安いので、タイやベトナム、インドネシア、カンボジアなどに週末旅行感覚で出かけることも可能です。
また、私は毎年モナコやヨーロッパ、アメリカにもバカンスや社交界に参加するために訪れています。仕事の拠点と遊びの拠点を切り分けることで、メリハリのあるライフスタイルが実現できます。

フラッグ⑥|健康・医療
私の選択 → マレーシア(アンチエイジング治療)、美容医療(韓国)
セブンフラッグ理論で新たに加えた6つ目のフラッグが「健康・医療」です。
私は「目指せ健康寿命120歳!」をモットーに、最先端のアンチエイジング治療を積極的に取り入れています。
マレーシアでは、臍帯(さいたい)由来のウォートンジェリー幹細胞点滴を定期的に受けています。これは、生まれたての赤ちゃんの臍帯から採取した若くてフレッシュな間葉系幹細胞を投与する治療で、世界のVIPや富裕層が注目している最先端のアンチエイジング療法です。
日本では他人の細胞(他家細胞)を使うことができず、自分自身の細胞を培養して戻す自家培養しか認められていません。つまり、自分と同じ年齢の細胞を入れるだけ。一方、マレーシアでは若いドナーの臍帯由来幹細胞を投与できるため、より高い効果が期待できます。
また、マレーシアは医療先進国であり、毎年の健康診断もマレーシアの医療機関で受けています。
韓国では、美容医療を中心に活用しています。定期的な肌管理治療(レーザーや水光注射など)、歯のラミネートやインプラントの施術・メンテナンスを受けています。韓国は美容医療の技術が世界トップクラスであり、価格も日本と比べてリーズナブルです。
日本も医療水準は非常に高いので、特殊な治療や精密検査については日本の医療機関を利用するのも良い選択肢です。
このように、「どの国で何の医療を受けるか」を戦略的に選ぶことで、世界最高水準の医療を最適なコストで受けることが可能になります。
フラッグ⑦|人的資本
私の選択 → 3カ国で人的ネットワークと教育環境を構築
セブンフラッグ理論の最後の柱が「人的資本」です。
人的資本とは、人とのネットワーク(どこの国の人と関わるか、社交するか)、自分自身の学びの環境、そして子供の教育環境を指します。お金や健康と並んで、人生の豊かさを決定づける極めて重要な資本です。
私は20歳の時に初めてモナコを訪れ、それ以来、モナコやイタリアなどヨーロッパの社交界に継続的に参加しています。チャリティイベントやガラパーティを通じて築いた国際的な人脈は、ビジネスにおいても人生においても大きな財産になっています。
子供の教育という観点でも、人的資本のフラッグは重要です。
マレーシアにはクアラルンプールだけで200校以上のインターナショナルスクールがあり、イギリス式、アメリカ式、カナダ式、オーストラリア式、国際バカロレアなど多彩な教育スタイルから選べます。英語と中国語を学校で学び、家庭では日本語を話すトリリンガル教育も実現可能です。
高校からはスイスやイギリスのボーディングスクールという選択肢もあります。今では母子留学も流行しており、旦那さんは日本で仕事を続けながら、奥さんとお子さんはマレーシアで教育を受けるというスタイルも人気です。
必ずしも子供を日本で教育しなければいけないわけではありません。グローバル人材に育てたいなら、海外での教育を積極的に取り入れるべきだと思います。
また、自分自身の学びとして語学留学などに挑戦するのも素晴らしい自己投資です。
セブンフラッグ理論のまとめ
| フラッグ | 私の場合 | ポイント |
|---|---|---|
| ①国籍 | 日本 | 世界最強パスポート、変える必要なし |
| ②居住地 | マレーシア | 居住地=納税地、投資益の原則非課税 |
| ③ビジネス | マレーシア・日本 | ラブアン法人税3%、2拠点でリスク分散 |
| ④資産運用 | シンガポール・香港・フィリピンなど | 資産クラスごとに最適な国を選択 |
| ⑤余暇 | 日本・アジア各国・モナコ | 住む国と遊ぶ国は分ける |
| ⑥健康・医療 | マレーシア・韓国 | 世界最先端の医療を最適コストで |
| ⑦人的資本 | マレーシア・日本・モナコ | 人脈・教育・学びの環境を世界に分散 |
最後に
セブンフラッグ理論は、すべてを一度に実現する必要はありません。まずは自分にとって最もインパクトの大きいフラッグから1本ずつ立てていくことが大切です。
多くの方にとって、最初の一歩は「居住地」のフラッグになるでしょう。居住地を変えることで、税制、生活環境、医療アクセス、教育環境など、多くのフラッグが連動して動き始めます。
「どの国に、どのフラッグを立てるべきか」は、一人ひとりの事業内容、家族構成、資産状況、ライフスタイルの志向によって異なります。
弊社FSIGMAでは、マレーシア移住をはじめ、セブンフラッグの設計についてトータルでご相談を承っております。私自身が実践者として、リアルな経験に基づいたアドバイスをさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
FSIGMA株式会社 海外移住コンサルタント 山本 聖
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