老後にリタイアしてマレーシア移住するメリットと注意点について解説!

日本人だけではなく、中国、韓国、インドネシア、アメリカ、イギリスなど多くの国の人たちが海外移住先としてマレーシアを選択しています。

本稿は、老後(リタイアメント後)にマレーシア移住するというテーマで、メリットと注意すべき点について解説していきます。

そもそも何故マレーシアに移住を希望するのでしょうか。人によって、マレーシアが合う人と合わない人がいるので、自分(や一緒に移住する方)がそのどちらなのかを事前にしっかり検討しておく必要があります。

目次

移住前の注意点

ライフデザインの明確化

海外移住で人気のマレーシア移住を一体何のために行うのかを明確に認識しておく必要があります。何となく、物価も安いし、年金生活でものんびり優雅に暮らしていけるのではないかと漠然と考えているだけでは、後悔することになりかねません。

また、マレーシア移住後の生活設計を十分に行っておく必要があります
確かに、マレーシアは、日本人の海外移住先として14年連続1位の地位にあります。

このことは、マレーシアが日本人に合っている場合が多いということを示しています。

とは言え、ご自身や帯同者にとっても合っているかどうかとは別問題なので、移住する前に、できるだけ長くマレーシアに滞在してみて、現地での試験居住を行うことをお勧め致しまします。

ビザの経済条件を満たすこと

マレーシアに長期滞在するためには、MM2HやS−MM2Hといったいわゆるリタイアメントビザの取得が必要です。

MM2Hは、取得条件が厳しくなり、月収条件や資産保有条件など富裕層でないとかなり厳しいのではないかと思われるようになりました。

あくまでもそういったビザ取得条件がクリアできるということが大前提になります。
また、このようなビザの条件は、固定的なものではないので、常に可変される可能性があるということに留意してください。

不測の事態に備えて

マレーシア移住前には、事前に健康診断を受けておき、治療が必要な疾患がある場合は、基本的に移住前に日本で治療しておきましょう。

マレーシアは、日本のような国民皆保険制度はありません。
したがって、マレーシアで医療機関を受診する場合は、全額自己負担になってしまいます。

そのリスクを軽減するために、民間企業の医療保険に加入しておくことが重要です。

ただし、歯科に関しては日本で完全に治療しておく方が良いです。
医療保険ではカバーできないことが多く、またマレーシアの歯科医療環境が日本に比較して脆弱だからです。

マレーシアの医療レベルは、東南アジア諸国の中でもかなり高いですが、治療内容によっては日本の医療機関を頼った方が良い場合もあります。

このような場合に備えて、マレーシア移住後であっても、日本に住民票を残したままにして国民健康保険に加入したままにしておくという方法もあります。

この場合、日本の税務上の非居住者要件を満たさないことになりますので、ご注意ください。

年金の受け取り手続き

移住前に、海外でも年金を受け取る手続きをしておきます。

海外移住しても年金を受け取るためには、居住していた市区町村への海外転出届を行った上で、年金の任意加入の手続きをしておかなければなりません。

また、在外公館に在留届の届出も必要です。

マレーシア移住のメリット

自然環境

日本は、地震、台風、火山噴火など自然災害大国です。
首都直下型大地震、南海トラフ大地震など、巨大地震の危険が迫っています。

また、地球温暖化に伴い、巨大台風に襲われる危険性も高まっています。
富士山などの火山噴火の危機も迫っています。

一方、マレーシアは、自然災害の非常に少ない国で、この点は大きなメリットです。
年間通じて、21℃〜32℃の常夏の国で、日本のような蒸し暑さがないので、過ごしやすい気候と言えます。

四季がないので、自然を豊かに感じることはできないものの、季節の変わり目がなく寒暖差がほとんどないので、体調を崩しやすいということはありません。

また、花粉症もないので、この点もメリットです。
ただし、南国特有の虫が多いという問題はあります。

また、タイ、シンガポール、フィリピン、インドネシアなどにも地理的に近く旅行もしやすいです。

生活環境

生活費

日本と比較して物価は安いと一般的には言えます。全体的には1/3程度です。
ただし、日本製品は日本で買うよりも1.5倍から2倍程度しますので、日本と同じ生活をしようとすると、かえって生活費が日本よりも高くつくということになりかねません。

できるだけ、マレーシア現地の人たちと同じような生活をすれば、生活費は抑制されると考えて良いでしょう。

生活の基本は、食生活になりますが、マレーシアは他の東南アジア諸国と同様、外食文化です。

マレーシアの料理は、基本的には日本人に合うものが多いですが、人により好みはいろいろなので、食文化が自分に合っているか否かは非常に重要なポイントになります。

ここが合わないと移住しない方が良いでしょう。
シニア層の夫婦で生活するのであれば、日本円にして15万円〜25万円/月ぐらいで生活できます。

マレーシアでの生活では、住居費が生活費の中では一番大きな比重になります。どのような住宅に居住するかで生活費も大きく変わります。

現状、東京などで多額の生活費がかかっている場合は、マレーシア移住を実現して日々の生活費を抑えつつ、移住生活をエンジョイすることが可能です。

住居費に関しては、日本に比べて安いです。

参考:生活費例
住居費:4万円〜10万円程度(2LDKのコンドミニアム・プールやジムつき)
食費 :4万円〜6万円程度(夫婦2人)

1カ月の支出合計:10万円〜20万円程度
基本的にマレーシア国民のほとんどは、英語が話せますので、日常生活に言語的に困ることはほとんどありません。

また、ゴルフやマレーシア国内旅行も安く楽しめますので、この点もメリットです。

インフラ、車環境

マレーシアは、インフラが整備されており、首都クアラルンプールでは、地下鉄などの公共交通機関が整備されています。
基本的には、車社会ですが、タクシーも格安で利用できるので、首都では車を保有しなくてもそれほど不便ではありません。

治安

マレーシアは、東南アジアの中でも治安が良いとされています。
とは言え、日本の治安レベルと同じではないので、夜道に一人で歩かない、辺鄙な場所には行かないなど基本的な安全感覚は重要です。

税制

所得税は、累進課税で最大30%です。
住民税、相続税、贈与税はありません。

投資益税もありません(ただし、不動産の譲渡益税はかかります)。
売上税+サービス税(SST)がかかります。

移住後の注意点

マレーシア移住に限らず、海外移住する場合に最も注意すべきことは、
日本や日本人を基準に物事を考えない”ことです。

海外移住でよくある失敗や後悔が、日本や日本人を基準に物事を捉え、やっていられないと判断し、日本に帰国してしまうことです。

“郷に入っては郷に従え”の精神で、現地の生活に順応し、現地の文化を楽しむことが大事です。

また、とにかく健康管理に細心の注意を払っていく必要があります。
万が一の場合は、外国人が利用する信頼できる私立病院に行くか、日本に帰国して医療機関を受診するかです。

まとめ

老後(リタイアメント後)の海外移住先としてマレーシアを選択するのは良い選択であることが多いです。

メリットとデメリット両方ありますので、総合的に自分達に本当にふさわしいのか、充実した楽しく充実した生活が送れるのかを考えてください。

弊社FSIGMAは、マレーシアのラブアン法人で、海外移住の窓口、海外投資の窓口、マレーシアやフィリピン不動産にかかる事業などを展開しております。

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